QVGA液晶

TOPページのコメント欄にも書きましたが、最近の携帯ではQVGAという高精細な液晶を搭載した端末が出てきました。今までの液晶しか見たことない方でしたら、QVGA液晶を初めて見たときにはそのきれいさにかなり驚くはずです。画像がきれいに表示されるのはもちろん、その高解像度を生かして文字をたくさん表示することも出来ます。

こうやって書くと良いことばっかりなんですが、待ち受け画像の場合はちょっと事情が違ってくる部分がいくつかあるんです。

まずは今までの液晶との解像度があまりに違いすぎるため、イラストは描き直しが発生してしまいます。端末によっては今までのものを画面いっぱいに拡大表示してくれる機能があるものもありますが、それではQVGA液晶本来の力は損なわれてしまいますね。

次は画像サイズの拡大によってイラストのデータ量が増えてしまい、その結果パケット通信料が増えてしまうという問題もあります。また、キャリアによってデータの読み込み可能な大きさが違うため、機種によってはイラストが使ってもらえない場合が出てきます。J-PHONEのJ-0xシリーズは今までの大きさでも読み込めないものがあったのですが、QVGA用では確実に読み込み不可になってしまいます。(その対策としてQVGA用画像を四分割し、端末で合成して待ち受けに設定するという機能もありますが…)

なかなか難しい問題ですが、今回追加したFlashというのはベクターデータといって今までのドット絵とはデータ構造が違っていて、拡大縮小しても画像が荒れないという利点があります。Flashで待ち受け画像を作っていけば、今後の液晶の解像度アップも楽に追随できる訳です。

Flashムービーを直接再生できるのは今のところドコモの505iシリーズだけですから、今回は試験的に追加してみました。

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Paintbox -Unwired-

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